不登校の親の会でのセミナー
先日、京都府の不登校生の親の会でセミナーをさせて頂く機会がございました。
これまで、不登校生への関わり方について情報交換をさせて頂いている中学の
先生からのご依頼でした。当日は、新聞社の方も取材に来られたので、
少々緊張しましたが、ストロークについて、実際の経験も交えながらお話させて頂き、親子関係の中での、建設的な対応について共に考える機会とさせて頂きました。
私は約20年間、不登校生に関わる中で、親子間のストロークのあり方に
問題があることを実感してきました。
肯定的なストロークはもらえず否定的なストロークばかり、さらには、
どのようなストロークももらえず、受け入れられず、心を閉ざしていく子供たち、
一方、そのような状況をどう打破してよいか分からない親御さんたち。
このような親御さんたちにとって、BCBやTAの考え方をお伝えし、
自身の行動を変えるきっかけにして頂くことはとても有意義だと思います。
また、子供の難しい状況に心身ともにお疲れになっておられるお母さん方が、
自分に対しても、周囲に対しても肯定的ストロークを発して元気になって頂くことも
大切だと考えます。
私たちの通信制高校は、様々な理由で、普通高校を中退したり、行けなかった生徒が
入学してきますが、その多くはコミュニケーションに課題を持っています。
今後とも生徒、保護者、先生と関わっていく中で、BCBやTAの概念を活かし、
問題解決、改善につなげて参りたいと考えています。
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私は大学生の頃、家庭教師のアルバイトをのべ15件やりました。
家庭教師を雇うというのは、親御さんの方でもそれなりの負担が有ります。
それでも雇うのは、良い成績の方がより上を狙うときと、進級も危ない状態の方がなんとか卒業するということを目標にする時があります。
自分の担当した生徒さんは、ほとんどが後者だったように思いますが、ちょうど「家庭内暴力」という言葉が教育界で問題になっていたときでしたので、私自身も子供(結構体格が良かったりする)から暴力を受けられそうになったり、お母さんが全身アザだらけだった、というご家庭も経験しました。
今から思うに、確かに暴力はまずいのですが、それって、究極の自己主張だったのではないかと思います。其のときに、もし、BCBやTAの考え方をお伝えする事ができれば、良かったのではないかと、今になって思う事が有ります。