先日、京都府の不登校生の親の会でセミナーをさせて頂く機会がございました。
これまで、不登校生への関わり方について情報交換をさせて頂いている中学の
先生からのご依頼でした。当日は、新聞社の方も取材に来られたので、
少々緊張しましたが、ストロークについて、実際の経験も交えながらお話させて頂き、親子関係の中での、建設的な対応について共に考える機会とさせて頂きました。

私は約20年間、不登校生に関わる中で、親子間のストロークのあり方に
問題があることを実感してきました。
肯定的なストロークはもらえず否定的なストロークばかり、さらには、
どのようなストロークももらえず、受け入れられず、心を閉ざしていく子供たち、
一方、そのような状況をどう打破してよいか分からない親御さんたち。
このような親御さんたちにとって、BCBやTAの考え方をお伝えし、
自身の行動を変えるきっかけにして頂くことはとても有意義だと思います。
また、子供の難しい状況に心身ともにお疲れになっておられるお母さん方が、
自分に対しても、周囲に対しても肯定的ストロークを発して元気になって頂くことも
大切だと考えます。

私たちの通信制高校は、様々な理由で、普通高校を中退したり、行けなかった生徒が
入学してきますが、その多くはコミュニケーションに課題を持っています。
今後とも生徒、保護者、先生と関わっていく中で、BCBやTAの概念を活かし、
問題解決、改善につなげて参りたいと考えています。

後藤 佳代

現在、通信制高等学校である屋久島おおぞら高等学校教諭として、京都キャンパスに勤務。

約20年間にわたって、不登校の生徒や高校中退者に関わる中で、コミュニケーションに関する研修やセミナーを生徒、保護者、教員に対して行ってきた。

また、日本交流分析協会インストラクタ-として、認定講座や入門講座も担当したり、幅広く企業研修活動も行っている。

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